地すべり学会新潟支部

新潟県の地すべりの概要
 新潟県内で発生する地すべりは、発生機構にいくつかの特徴があります。また、新潟県には、古くから地すべりの被害を受け、克服し、地すべりとともに暮らしてきた歴史があります。このようなことが背景となって、地すべり対策技術に関しては、常に全国で先駆的な役割を果たしてきました。
新潟県のすがた(新潟の地すべり’98より)
地質と地すべり分布図 地すべり対策発展の歴史
地すべりと地質 地すべり防止対策の現況
地すべりと気象 市町村別地すべり防止区域一覧表(旧版)
地すべり災害年表
上記は新潟支部が出版した「新潟の地すべり’98」から抜粋した情報です(いずれもpdf形式)。

2008年5月発行の「新潟県の地すべり災害と対策の歴史」に掲載されている2007(平成19)年12月末現在の地すべり防止区域集計表はこちらです(pdf形式)。

新潟県の代表的な地すべり>
 
新潟県内の代表的な地すべりは、当支部が出版した「新潟の地すべり’98」または「新潟県地すべり災害記録(CD-R)」にも掲載されております。このほか、関連機関・団体のホームページにも紹介されておりますので、こちらもご参照ください。
   斜面防災対策技術協会
   新潟県土木部砂防課
   新潟県上越地域振興局妙高砂防事務所
    
<2004年新潟県中越地震と地すべり>

 2004(平成16)年10月23日午後5時56分、新潟県中越地方を震源とする地震が発生し、東北・北陸・関東などにかけての広い範囲で強い揺れを感じました。そして、震源に近い北魚沼郡川口町で震度7、小千谷市などで震度6強の揺れを観測しました。その後、相次いで震度6強の揺れを伴う余震が発生しました。気象庁はこの一連の地震を「2004年新潟県中越地震」と命名しました。

 この地震の特徴は、被災地域の大部分が中山間地域であったこと、そこが地すべり多発地域であったこと、そこが豪雪地域であったこと、強い余震活動が長期化したこと、などがあげられます。

 この一連の地震により、中越地方のいたるところで地すべり・がけ崩れなどの斜面災害が発生しました。これらの斜面災害は、棚田をはじめとした美しい土地の風景を一変させただけでなく、押し出した土砂が川をせき止めてダムを形成したり、道路やライフラインを寸断して生活基盤を破壊するなど、それまで平穏に暮らしてきた中山間地の人々の生きる希望まで失いました。加えて、その年の冬は19年ぶりの豪雪でもあり、融雪期の被害拡大が心配されました。

 地震発生直後から、各機関による被害調査が行われ、測量・地質調査・設計の各段階を経て、道路や農地の復旧、地すべり対策工事が施工されました。現在はそれらのほとんどが復旧し、被災地は復興へと向かっています。

 1995(平成7)年1月17日発生の兵庫県南部地震(いわゆる阪神・淡路大地震)が大都市での直下型地震災害の復旧・復興モデルだとしたら、新潟県中越地震は日本の国土の7割を占める中山間地での直下型地震災害の復旧・復興モデルと言えましょう。とりわけ、地震によって地すべりが多く発生した経験は近代では少なく、日本の地震防災を考慮する上で意義深い、貴重な経験であったと言えます。
 
 当支部では、新潟県中越地震と地すべりに関する行事(シンポジウム・現地検討会)を開催し、出版物を刊行しております。ご希望の方はこちらをご参照ください。
   出版物: 「新潟県中越地震と地すべり」シリーズ
           ・シンポジウム ・・・・・・ その1  その3  その5 
           ・現地検討会  ・・・・・・ その2  その4  その6 

 (社)日本地すべり学会は、「中山間地における地震斜面災害-2004年新潟県中越地震報告(T)-地形・地質編」「-(U)-地盤工学編」を出版しました。この出版物の付録CDには、当支部会員が撮影した地震直後の斜面災害写真が多数収録されております。詳しくはこちらをご参照ください。 

 他の関連機関・団体のホームページにも、新潟県中越地震と地すべりに関連した内容が紹介されておりますので、こちらもご参照ください。
   (社)日本地すべり学会(本部)    (社)土木学会     新潟大学災害復興科学センター   
   新潟県   新潟県土木部砂防課   新潟県農地部    (独)防災科学技術研究所   
   

   2007年新潟県中越沖地震関連はこちら                  トップページに戻る